ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

「コープふくしま交流会にて」福島の皆様より当時のお話をお聞きしました

(ご注意)ブログは最終更新記事が一番最初に表示されます。
一番最初から見たい方は、右の「カテゴリー」の番号順に見てください!
また、多くの方からのコメントをお待ちしております。記事下部の「コメント」から発言をお願いします!


10月22日(土)、アイネス大分県消費生活男女共同参画プラザ)にて、コープふくしま報告会を開催しました。コープふくしまさんより4名の理事をお迎えして震
災当時の状況や現状のご報告をいただきました。また、コープおおいたの支援活動も報告しました。
参加した約80名の参加者のみなさんと今後の復興を一緒に考えるきっかけづくりになりました。
大変貴重なお話ですが、ほんの一部しか報告できません。あらかじめご了承ください。


古瀬理事のご報告
3月11日午後2時46分、地震発生時、コープふくしまでは理事会を行なっていました。ものすごいゆれが何分も続きました。ドアが壊れて出られなくならないように必死にドアを押さえていました。今でも、地震がトラウマになってしまっていて、例えば、このホール入っても天井の照明が落ちてこないか等を確認します。ホームセンターで買物をしても、買うものを決めて、売場で立ち止まらずにすぐに買物を済ませるなど、屋外に出られるようにしています。
〜中略〜
コープふくしまには、温かい組合員さんと組織があります。たのしく、うれしく、よろこんで、得になる活動を一緒に行なっています。
母として妻として一人の消費者として、同じような立場で一緒に行動しています。
このように大事にしている信頼やつながりがいざという時、今回の震災のときに発揮できました。
生きていく、命をつなげるものになりました。


渡邊洋子理事の報告
3月11日、午後2時46分、宮城県三陸沖を震源とする日本での観測史上最大のマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、約1時間後、大津波が東北地方太平洋沿岸の地域を襲いました。
この太平洋沿岸を襲った大津波は、防波堤や護岸を乗り越え、港や住宅地を襲いました。多くの尊い命 が奪われ、家などの貴重な財産も波と一緒に流されてしまいました。家が建っていた土地が今では海の一部となってしまった所もあります。
福島県の死者・行方不明者は、1844人で相馬地方は1233人と県全体の67%になります。

4月2日には、南相馬市長の要請を受け「負けないぞ・南相馬・市」を開催「野菜、甘い物が欲しいから何とかして!!!」と要望  さすが生協!!いろいろ取りそろえてくれました。コープおおいたの皆様もお手伝いくださいました。

組合員活動でも役にたてればと、仮設住宅での移動販売の手伝い、安心して住める環境を築けるように除染の学習会の開催などを検討しています。


瓶子理事の報告
原発事故で「普通の生活」は当たり前でなくなりました。いつも不安と一緒で、窓を閉め切り、出かけるときはマスク、帽子、長袖シャツ。4/27に日本生協連の講師による放射能の学習会を開き、わかりやすく説明していただきました。組合員の中にはこの日まで外に出ることも出来ず、恐ろしさでノイローゼ気味になっている人もいて、もっと早くに学習会を開いて安心して暮らして欲しかったと思いました。でも、まだまだ迷っていて、少しでも線量を少なくしたいとの思いと、大丈夫との思いが入り乱れています。
テレビを見ていて、原発のことが出ると吐き気がするという若い人がいます。
まだまだ安心安全なくらしではありませんが、共同購入の野菜ボックスで多くの皆様に応援していただいて感謝しております。ぜひ、皆様方の生協でも放射能の学習会を開催して理解を深め、正しく怖がって欲しいと思います。
最後に、私たち大人は、原発に中途半端な反対しかできず、何をしてきたんだろうかと深く反省し、子どもたちに申し訳ないと思っています。放射線の恐怖にふるさとを捨てざるを得なくなることがないように、このふるさとが以前の美しいふるさとに戻れるように、除染活動などに協力していきたいと思います。


野田総理所信表明演説で引用した、福島県の高校生が演じた創作劇のセリフ


8月にコープおおいたの組合員さんと取引業者の計37名でふくしまの生産者や組合員との交流、現地視察を行なった「ふくしま交流会」の報告を全農おおいたの渡邊さんにしていただきました。


コープおおいたの綿末さんにからもご報告いただきました。


青木専務の終わりの挨拶より
一緒にがんばりましょう! 負けないで! ふくしま!
 最近では、震災のニュースをテレビで見ることが少なくなってきました。しかし現地では、毎日同じような状況が続いています。
現地に行ってはじめて分かること、ふくしまの人から直接聞いて分かること、この大分の取り組みが九州の取り組み、そして全国の取り組みに広がるように、微力ながらも続けていこうと思います。
コープおおいたは震災支援に一番に駆けつけることが出来ませんでしたが、一番最後まで支援活動を続けていきます。 この絆を太く長くつなげていこうと思います。
一緒にがんばりましょう! 負けないで! ふくしま!