ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

15.ふくしま報告会・座談会

生産者交流会にて、ふくしま報告会・ふくしま座談会 を開催しました。

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12月2日に大分スポーツパーク「大分銀行ドーム」にて開催した「コープおおいた生産者交流会」。県内外から70を超える生産者、メーカー、関係団体がご出席していただき、日頃顔を合わせてお話(交流)することの少ない、組合員と商品のわけあり、こだわりを試食や販売を通じてお伝えするイベントです。
今回は、この間震災支援活動を通じて絆の深まった「コープふくしま」の役員をご招待して、現状の福島県の状況と人々の心情について、ご報告していただきました。
また、会場内には、「ふくしまコーナー」を設置して、名産のリンゴ、みしらず柿、ラフランスや麹、ドレッシング、ソースなどの販売も行なわれました。売上金の一部は福島復興支援金に寄付されます。

○ふくしま報告会 11:45-12:15 では、生産者交流会
ステージにて コープふくしまの宍戸常務がパワーポイントにて現状報告していただきました。原発事故を受けた福島県民の多様な困難のお話を直接お聞きすることにより、息の長い支援活動の大切さをお知らせする大変良い機会となりました。

○座談会 12:15-13:00(予定) 地下会議室にて、
行ないました。
ふくしま座談会の出席者
・コープふくしまより常務理事・組合員理事
・コープおおいたの理事長・組合員理事
・行政代表として 大分県食品安全衛生課
・ボランティア団体を代表として
 大分県社会福祉協議会 市民ボランティアセンター
・マスコミ代表として OAB九州朝日放送
・取引業者を代表して 丸一青果株式会社

座談会では真の現状も聞くことができました。

ニュースでは余り報道されていない、福島県のガレキ処理問題や、南相馬や相馬のセンセーショナルな映像の報道に影響されて、全国からの支援先が集中してしまい、放射能の被害や風評被害で苦しんでいる、福島県全体に目が向いていない現状や、震災当時の泥棒や強盗(死体から金品を盗む等)等、混沌とした状況等々をお聞きしました。
また、一年ぶりに避難解除された地域では、当時の被災の状況がそのままのうえに、雑草がぼうぼうと生えていて(家畜も野生化している)、戻ってもとの暮らしに戻る元気がでない。もうここには戻れないのでは、、、など、悲痛な実態もお聞きしました。
支援活動について、宍戸常務は、「川内村の村長は、『来ていただくだけでいいです、川内村に』と。『川内村に来て飯食って、それだけでいいです』といわれています。その通りだと思います。ぜひ福島に来ていただいてですね、ご自分の目で今の状況というのを確かめていただきたいと思います。」と、話されました。

遠い九州からではありますが、直接顔を合わせて、コミュニケーションが取れることは、手ごたえを感じながら支援活動ができるとっても良い方法だとあらためて感じました。機関紙など広報物を使ってより多くの方々にこの「顔が見えること」を伝えていきたいと思います。


○クリスマス交流カフェ
福島県から大分県へ約170家族程が避難されています。生産者交流会の会場の一部をご提供して、市民ボランティアセンター主催による「クリスマス交流カフェ」が行なわれました。県下各地に避難されている方が20名ほど集まりました。
まずは、生産者交流会に参加していただき(大分県産の品々を食べていただく)、カフェでは、日常の生活の困りごとなどの情報交換等々が行なわれました。