ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

支援チーム第三陣 No.4 (最終日援活動)

支援チーム第三陣より、4回目(最終日)のレポートが届きました。
今回、津波で被災した相馬市のレポートがあります。写真を出すことについては、ずいぶんためらいがあったそうでが、現状をお伝えするのには写真があったほうが、、、となかば強引にお願いしました。写真を提供していただいた第三陣の皆様へこの場をお借りしてお礼申し上げます。

板井レポート
●4月10日(日)
 本日は昨日と打って変わってよい天気。本日も昨日の支援店舗コープ方木田店。9時といわれていましたが、8時に到着。昨日とトラックを駐車場の同じ一番奥のスペースに止めると、すぐ隣の奥さんから『おはようございます。大分から来てくださったんですよね。私は店舗の委員をしているんだけど、昨日ここに大分の生協の車があったので、本当に遠くからトラックで来てくれて感動して黙って写真を撮らせてもらいました。いいかな?』と突然声を掛けられました。『もちろんです。良かったら一緒に写真をトラックの前で撮らせてくれませんか?』と逆に声掛けしました。『あらーっ。こんな格好なのに恥ずかしいけど…』と言いながら一緒に撮ってもらいました。委員会で使わせて欲しいとの事。『頑張ってください』と言われ、お別れしました。出来上がった写真は後日店長に送ってカウンターで受け取ると約束して。この方はコープ委員の萬城(ばんじょう)さんと言う方で、お昼に犬の散歩をされており、偶然あうことが出来たのですが、『早速、理事にも電話しました!』と言っておられました。
 本日も頑張るぞー!の気合いで店に入る。朝礼で昨日の報告客数2790名、供給高690万円との事。本日は1100万円の予算との事。本当に頑張るぞー!でした。

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駐車場となりのコープ委員の萬城さんと

 日配の商品出しからスタート。ヨーグルト関係は日曜日と言うこともあり入荷が少ない。『こりゃあ足りるかな?』と思いましたが、本日は菓子パンが大変多く入荷。昨日までお一人様1個制限だったのが制限なし。皆さん力いっぱい買ってください。案の定、ヨーグルトは午後からほぼ空っぽ状態になりました。本日もドライ・日配の商品出し前出しで全精力を使う。特に最終日と言うこともあり力をこめました。

 5時過ぎより支援活動最終日の人たちが本部に集まり、それぞれに今回の支援活動を振り返っての感想をいいました。私たち3陣以外には関西大学生協事業連合の方たちとコープいしかわの方たちがいて、それぞれに復興を信じての報告をしました。我々3陣も3名が報告をしましたが、最後に宮崎さんが声を詰まらせる場面があり、それぞれの思いを活動報告しました。
 コープふくしまの大槻総務課長より、『全国の生協が集まり、組合員さんや地域の方々より生協はすごい、遠くは沖縄からも来てくれて本当にありがたい、そして心強いとの言葉を頂いている。全国の生協の皆さんの思いを無駄にしないよう必ず復興します。』と力強い言葉をいただきました。
 本日最終日の萬城さんとの出会いもそうでしたが、ガソリンスタンドや駐車場など立ち寄る先で、トラックの『コープおおいた』の文字を見て『大分からですか。遠かったでしょう。大変だったでしょう。本当にありがとうございます。』『おつかれさまです。気をつけて下さい。』等こちらが励まさなければいけないのに逆に励まされると言う本当に申し訳ない気持ちの中に、人と人との暖かい結びつきを感じました。

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午後のヨーグルト売場

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パン売場…本日は制限ありません。力いっぱい買ってね!

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ビールも品薄です。

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4日間で本部のカベに応援メッセージが増えていました。

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報告書を書く宮崎運営担当と日高店長

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報告をするコープいしかわの人

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報告をする関西大学生協事業連合の人

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報告をする日高店長

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報告をする宮崎運営担当

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皆さんの報告に応えるコープふくしま大槻総務課長

 第3陣は、2日目にコープふくしまさんの案内で津波の被災地相馬市に行く機会がありました。このことにはふれまいと思ったのですが、『見た人がきちんと伝えてください。』と言われ最終日にあたり報告をします。そのときの自分の気持ちもあるので、その日に書いたパソコンのレポートをコピーします。


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4月8日、午後からは津波で被災した相馬市に行く。福島市より約一時間、山道をひたすら走り、相馬市に入る。だんだんと海岸沿いの地域に入っていくが、避難所がたくさんあり、物々しさが伺える。道路が続いていたのですぐには気がつかなかったのだが、目の前にテレビで見た光景が現実のものとなる。がれきの山の中にある壊れた家、流されて横転している車、陸に打ち上げられた大きな漁船、家があったであろう場所で何かを探す人。広場には自衛隊のトラックや警察車両が整然と並べられ、ただ写真を撮っている自分がいた。3名とも口数が減る。震災直後は道路もなかったのだろうが3週間が経ち、道路を確保する為がれきが片付けられていた。
 当初海岸沿いを南下してみるつもりにしていたが、そのまま福島市内に引き返した。ここは自分が来てはいけない場所だったのかも知れない。
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そのときの気持ちの文章です。写真を撮ったことを後悔しました。何で写真を撮ったんだろうと…。今回コープいしかわの方もいわれていましたが、『被災地に行ってどうしようかと思いながら写真を撮らせていただいた。このことを皆さんに伝える為に』と。重い気持ちにさせてすみません。

 

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12日より第4陣の皆さんの活動です。トラックを無事に大分に運ぶという使命もあります。どうぞ安全運転で無事に大分に帰ってきてください。