ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

福島市さくら仮設住宅を訪問しました

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コープおおいたの組合員理事2名(後藤理事・宮崎理事)が日生協総会で東京に行った際、福島まで足を伸ばして、福島市さくら仮設住宅を訪問しました。後藤理事より報告が届きましたので、コープふくしまの酒井さんより送られた写真と一緒にお伝えします。

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3月に訪問した際に仮設住宅で高齢者サロンの支援が行き届いていなかったので、サロン支援と6か所の仮設住宅を支援されているコープふくしまのボランティアスタッフや理事の方に脳トレ、レクリエーション、音読と歌、体操の伝授と情報交換を目的に訪問させていただきました。

15日の10時から12時に「福島市さくら仮設住宅」に入ることが出来ました。
コープみらいの埼玉県地域ネットワークの方と宮崎理事が炊き出し「お好み焼き」を、コープふくしまのボランティアスタッフ(3名)が「どじょうすくい」、コープふくしまの小澤理事が司会、コープおおいたの私が「サロン活動」と手分けをして取り組むことになりました。

この日は双葉町に一時帰宅が許可されたそうで、帰らなかった、帰れなかった、
どちらの言い方が当てはまるのか解りませんが、参加される方の気持ちが複雑だろうと思いました。サロンの内容も様子を見ながらメニューを変更していく事にしました。
集まるまでの待ち時間に流す音楽も歌詞のないピアノ演奏などにして七夕飾りを作りながら10時まで待っていただきました。

9名ほど集まり時間が来たので、自己紹介から始め脳トレを2種類しました、後出しジャンケンでは負けて終わるのはいやだから勝たせて~と言われました。
やはり負けて終わるのではなくアイコで終わるようにした方が良いですね。(良い勉強になりました)

らくらく呼吸ストレッチでは、腹式呼吸の仕方、足、腰、股関節のストレッチ等していく中で最後に最初の体の状態よりも楽になり、気持ちよくなったし簡単だし良いわ!と好評でした。
背筋のびのび体操は気温も上がり、汗をかき始めたのでやめました。

音読と歌ではまずお口の体操早口言葉でプリントを渡し文字を読みながらすると早口言葉の意味が解って面白いという事や音読や歌も効果の説明をしながら楽しく心に響かせて感情と脳の海馬に刺激を・・・と「上を向いて歩こう」を大合唱しました。「震災後、口ずさんだ歌がこの曲です」とボランティアスタッフの方がおっしゃいました。元気で陽気なスタッフも被災者だったと改めて思いました。

レクリエーションでは、牛乳パックを四角にカッティングしたものを積み上げるドキドキタワーをしました。大歓声の中70段まで積み上げたチームが最高でした。

ボランティアスタッフの方が「どじょうすくい」を披露してくださるので準備中に折り紙を使いひらひらリボンを作りました、皆で花吹雪にしました。

あっという間の1時間半、お好み焼きを食べて12時に終了、記念撮影をして私たちは仮設住宅を後にしました。
福島の小澤理事が「少し心配だったけど、さくらの仮設住宅の方がこんなに笑顔で喜ぶのは始めてみたわ、良かった」と言ってくださいました。
またボランティアスタッフの方にも、脳トレ、音読、歌、レクリエーションを伝授することが出来ました、今後は他のメニューも大分から送り活用して頂けると良いです。
そして、今回もお世話になったコープみらい埼玉県地域ネットワークの方々の東北支援の取り組みは、福島の皆さんの力になり寄り添う支援そのものだと思います。

その他にコープおおいたの委員会でエコチク委員会からお手玉キット20組(年4回シリーズの1回目)、体操クラブ委員会から今回のレクリエーション道具、育む会から「11日ふくしまの日」郷土料理試食の取り組み報告、今回使用した音楽CD、ラジオ体操等の体操CD、音読原稿、歌詞カードをコープふくしまの職員と理事に渡してきました。
今回、お会いした斉藤理事に宮崎理事が子育ての読み聞かせで使ってくださいと絵本を差し上げました。

3月にエコチク委員会が送った「手作りおもちゃ」は「子育て委員会で大切に使っています。子ども達からも大人気で、母親たちからもお礼を・・・」との報告も斉藤理事からされました。
大分に帰って七夕飾りの短冊を書いて帰らなかったのが悔やまれたので、宮崎理事と願い事を書いて仮設住宅に送りました。

今回は短時間の訪問でしたが、3月に伺った仮設住宅では「いつの日か双葉へ帰りたい」と言う言葉に涙しましたが、今回は[帰りたいけど、帰えることの出来ない双葉]という言葉に胸が締め付けられました。
これからも「忘れないで!東日本大震災」を心に刻み必要とされる支援を寄り添いながらしていきましょう。
後藤 孝代