福島復興支援 交流報告会が開催されました
こんにちは、コープおおいたです。
コープおおいたの青崎事務所内も、
長袖のシャツを着る人が多くなってきました。
いくつもの台風が日本を通り抜け、
秋の訪れを穏やかに感じる間もないまま、
肌寒い風が吹くようになっていましたね。
9月16日(金)
『福島復興支援 交流報告会』が
ホルトホール大分にて開催されました。
講演会のようすをご紹介します。
講師に、『ななくさ農園 代表 関元弘氏』をお迎えしました。
楽しく・真面目に営む有機農業についておよそ1時間
ユーモアを散りばめながらお話くださいました。
ななくさ農園
農園がある場所の地区が”七区”であることから、
地域の一員でありたいと思い、「ななくさ(七区さ)農園」と命名。
自然あふれる農園にしたいという願いも込めたそうです。
関さんは、20年近く放置され荒れていた桑畑に重機を入れ、
再生した田畑で、お米やハーブなど数多くの農作物を栽培しています。
開墾した畑には必ず麦を植えるとのこと。
地下150センチまで根をはる麦は、
まさに天然の耕うん機なのだそうです。
留学経験がある奥さまは、
農業をテーマにした可愛らしい英語の絵本を作り、
地域の子供たちに英語を教えています。
震災以降、深刻な風評被害が福島の農家を悩ませていますが、
消費者と生産者のコミュニケーションを大切にした取り組みや、
有機農法に取り組む仲間で出荷グループをつくるなどし、
地産地消のシステムを強固にすることで、
福島の農作物の新しい魅せ方を地道に作り上げていきました。
『百姓は百のことができるから百姓です。』
冬場の農閑期には造り酒屋の杜氏として働き、
地ビールや地酒づくりにも挑戦しているそうで。
関さんの活躍の場は農業にとどまりません。
新規就農者として農業を続けていくために
家族全員で明るく、楽しく過ごしながら、
まだ見ぬ農業の可能性にチャレンジしている関元弘さん。
今後、いったいどんなことに挑戦するのでしょう。
福島のみならず、日本の農業がとても楽しみになる講演会でした。
講演会終了後は、福島県産の梨とブドウを
参加者の皆さんで試食しました。
「あまぁーーい❤」「何個でも食べたい~」
と、喜びの声があがっていました。
70名以上の方が参加した
福島復興支援の講演会のようすをご紹介しました。
コープおおいた広報課 原田
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