ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

ふくしま支援交流会「これまで・現状・これから」に参加しました

2月23日(水)〜24日(木)にかけ、コープふくしまさんの主催で「ふくしま支援交流会」が開催されコープおおいたより3名参加しました。

[開催目的](抜粋)
原発事故から5年を迎えるにあたり、コープふくしまではこれまでの取り組みを振り返り、現時点の問題を見つめ、これからの取り組みを考える場として、表題の“ふくしま支援交流会「これまで・現状・これから」”という報告討論交流会を開催することにいたしました。
全国のみなさまが福島に寄せた思いや取り組み内容、福島について知りたいこと等をお聞かせいただくことで、今後の活動の糧にしたいと考えているところです。

3月23日(水)ふくしま支援交流会
全国の生協と関係者総勢140名が参加し、コープおおいたは職員3名が参加しました。
基調報告では、「原発事故による放射能汚染に向き合って」という演題で、宍戸常務より5年間の外部被ばくの調査や食事調査などの報告がありました。大変な取り組みを続けてこられたことに頭が下がります。このことで、見えない放射能について知ることができ、冷静に前向きに福島をとり戻すという報告もあり、着実に歩みつづけているのだと実感しました。

生活協同組合コープふくしま 常務理事 宍戸義広氏
「福島で放射能汚染に向き合う」〜専門家から見た日本のコープの取り組み〜という演題で、国際放射線防護委員会、放射線影響研究所 丹羽太貫氏より報告がありました。生活を守るコープならではの取り組みや県内や県外そして世界への情報共有の取り組みについての評価や放射能学者の難しい目線では、伝わらないことやどうすれば、福島県民が放射能から主役を取り戻せるか、という話は心に残りました。

放射線影響研究所 丹羽太貫氏
全体会の各生協の取り組み報告では「ふくしまの子どもと親子交流」というテーマで、コープおおいたが5年間取り組んできた子どもたちや親子のための企画について報告しました。また各生協の様々な取り組みを知ることができました。自分たちの取り組みのヒントとなることもありました。

生活協同組合コープおおいた報告
分散会では、私が報告したテーマと同じ「ふくしまの子どもたちと各地の親子の交流」でグループワークを行いました。
 私たちのグループでは、“心”を大事にすること、未来を担うこどもたちが、元気になってもらうための企画を大事にすること続けること、全国の次世代の若者が、ふくしまにいって現実を見ること、伝え合うことそしてふくしまとつながることで、今後将来をどうすべきなのかを一緒に考え行動できることにつながるのではないかというまとめになりました。
 他のグループでは、まずは放射能のことや現状を知ることが重要であるというまとめもあり、まさにそのとおりだと思いました。同じ志をもつ生活協同組合だから、このような交流会などでつながっていけると感じました。今後も解決できることやなかなか解決できないこと、新たなハードルもあると思いますが、協働の力で乗りこえること、できることもあると信じています。だからこそ私たちは、いつもふくしまに寄り添い支え合うことを続けていきたいと思います。