ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

ふくしま訪問3日目


震災発生から5年が経過した2016年。
街の景色はじわりじわりと変わりつづけ、
人々のくらしは、仮の場所、元の場所、新しい場所で定着しつつあります。
津波が浜辺のくらしを海へ葬り、
放射能物質は人々の生活の中へ気付かぬうちに降り注いだことを、
私は果たして正しく受け止めていたか、理解しているか。
いま、次世代の子どもたちに繋げる行動を起こせているのか。
常に自らに問いかけ続ける訪問となりました。

3日目の朝はしんとした寒さ。
冷たい空気に飛び込むように最終日をスタートさせました。


遠くまで澄んだ景色の中
2日目に観た吾妻小富士の「種まきうさぎ」を思い出しながら
飯館村の皆さんが暮らす、松川第2仮設住宅に到着しました。

「こんにちは、お世話になります。」


炊き出しの献立は
・だんご汁
・吉野の鶏めし

サロン活動の内容は
・童謡の合唱
・手あそび

準備をしていると、
コープふくしまの移動店舗「せいきょう便」が
楽しい音楽を奏でながら登場しました。

店舗の開店準備の間に
買い物の列がのびていきます。

「あまりお買い物に行けないので、本当に助かります。」
と皆さん話してくださいました。


くらしに寄り添うだけでなく
くらしに寄り添いつづけることが重要であると再認識しました。


集会所でのサロン活動が始まり、
約40名の皆さんがお集まりくださいました。
懐かしい童謡を声合わせて歌い、
手あそびには思う存分手こずり
『ひと時も笑いの絶えない』
素敵な時間を過ごすことが出来ました。


だんご汁にはお好みでゆず胡椒を添え、
からだの中から温まる、出来たての郷土料理を召し上がっていただきました。


東日本大震災は自然災害と
人工物のもたらした致命的な被害が重なり
複合的な巨大震災となりました。
時の経過とともに、多くの人の記憶が色あせて
恐怖心が薄れていくようでなりません。

今年で6回目になる「ふくしまっ子プロジェクト」では
4月14日から発生した熊本・大分地震で被害を受けた
おおいたの子どもたちとふくしまの子どもたちの
交流の時間を大切にしたいと考えています。



全ての人の、安心で安全なくらしのため
コープおおいたは、変わらぬ支援を続ける努力を
組織全体で意識付け、実践しています。
今後もコープおおいたの震災復興支援を
見守りくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


コープおおいた 役員室広報課 原田
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