ふくしま復興支援ブログ

~大分と福島、交流の記録~

ふくしま訪問2017~1日目~

今年で6回目となる「ふくしま訪問交流会」
コープおおいた職員の目線で3日間の出来事をつづります。

 

 2017年3月21日~23日の間
震災から6年が経過した、ふくしまの地を訪れました。


テレビでは3.11の日に、当時の映像が
繰り返し繰り返し流されますが、
現在のようすを皆さんに知ってもらうことも
重要なことであると感じています。

 

6年の時間経過で、どのように変わっていて
どこが変わっていないのか
毎年視察に訪れ、それを持ち帰り、
たくさんの人に伝えることを大切にしています。

 

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まず伺ったのは、新地小学校。
ここには2011年にコープおおいたがお贈りした
豊後梅が植わっています。

 

昨年から梅の実を穫れるようになりました。
コープふくしまの組合員理事さんが梅酒を漬けてくれています(*^_^*)

 

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校舎の中では、昨年の夏に「ふくしまっ子応援PJ」に参加した
生徒さんたちが出迎えてくれました!
なんだか背が高くなったかな・・・
もう中学生になったのかな、
成長した子どもたちと会えて、再会の喜びもひとしおです。

 

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次の場所も恒例、新地町役場へ伺いました。
加藤町長みずから、新地町の地図を使って説明してくださいました。

海抜の低い地域の人達は海抜の高い土地に移り住んでもらい、
海岸にはLNGの工場を建設し、新潟とパイプラインで結ぶ計画や、
町の人口についても、震災前より増加しているお話をお聞きしました。

仙台市に近いことや、国のICT教育の指定を受けた事が
人口増加の要因ではないかとお話されていました。

 

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2017年3月 庁舎屋上からの景色

毎年庁舎の屋上から眺める景色は
1年ごとに少しずつ変化しているのがわかります。

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左)2016年3月  右)2016年7月

数件の住宅が立ち並び、暮らしの息づかいがだんだんと広がっています。

 

暮らしの、特にコミュニティについて
加藤町長から印象深いお話がありました。

 

海抜の低い地域の人達が海抜の高い地域へ移り住むにあたり、
海抜の高い場所の地権者の方々が
快く土地の譲渡を了承してくれたそうです。

 

「新地町の日常からのコミュニティは強いものなのでしょうか?」
とご質問させていただいたところ

 

加藤町長は

「やはり日常からの地域のコミュニティはしっかりしていたと思います。
 移転にしても、ご近所の方と同じ地区の高台を希望される方がいますし、
 土地を提供してくれる地権者の方々も
 そのようなことなら協力しますと言ってくれましたから。」
と説明してくださいました。

 

日頃から、住民同士がコミュニケーションをとることは
防災・減災につながり、もしもの時には
スムーズな問題解決に通じることをあらためて学びました。

 

震災を経験した街ということもあり
さまざまな情報が行きかう福島
地域活性、街づくり、コミュニティ形成、くらし支援
あらゆる課題について
教わることが本当にたくさんあります。

 

1日目は再会と、ひとつの町が復興の道をたどる経過の
課題であったり、達成したことなどを学んだ日となりました。

 

2日目は主に、原発事故の被害状況を視察します。

 

 

コープおおいた 広報課