ふくしま復興支援座談会in創立65周年フェスティバル
こんにちは、コープおおいたです。
創立65周年フェスティバルでは、ステージ企画として
ふくしま支援活動座談会を執り行いました。
ふくしまの“現在”と“未来”を語らう場
今回は、福島県新地町の加藤町長をはじめ
JAふくしま未来の菅野組合長、
新地小学校の渡邉元校長先生など福島から8名をお招きしました。
大分県からは、食品衛生課佐伯課長もお越しくださいました。
農作物や生産品などへの風評被害もさることながら、
“ふくしま”という土地自体への風評被害に今後も対応していかなければならないこと。
老若男女問わず、心のケアが必要とされていること。
多くの方との交流や支援が積み重なり、強い絆が生まれていることなど、
さまざまな立場からのお話が集まりました。
また、座談会の最後では、
福島果樹園きつないの橘内義和さまより
絵本『あかつきむらの ももばたけ』を
コープおおいたのコープ上野の森口ほいくえんと
学童クラブほうふへお贈りくださいました。
この絵本は、ふくしま土壌ネットワーク全面協力のもと、
福島県の「果樹園きつない」さんにて、1年間取材をし制作。
飯坂幼稚園、大笹生幼稚園の先生、こどもたちにもアドバイスをいただいたそうです。
完成した絵本は現在、福島市内を中心に、幼稚園、小学校などに贈呈されています。
「桃の力プロジェクト」の取り組みのひとつとして制作され、
福島の地で当たり前と思われている桃畑の景色が、
一歩離れてみればとても特別なものであることを感じてもらい、
地元の産品に誇りと自信を持ってもらいたいという願いを込めたものです。
コープおおいたはふくしま土壌ネットワーク、桃の力プロジェクトを応援しています。
↓ふくしま土壌ネットワーク「桃の力プロジェクト」facebook
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↓「桃の力プロジェクト」ホームページ
コープおおいた 広報課
https://www.facebook.com/oita.coop/
ふくしま物産展in創立65周年フェスティバル
こんにちは、コープおおいたです。
例年、OBS大感謝祭にて開催の「ふくしま物産展」を
今年はコープおおいた創立65周年フェスティバルに
コープふくしまさん、JAふくしま未来さん、生産者の皆さんをお招きしました!
『みちのく福島 秋の物産販売』
名産品やお酒、お菓子、ジュース、オリジナルグッズなど
30品目以上をお取り揃えしてくださいました!
お買い物にいらっしゃった組合員さんといろいろなお話をしていただき、
集めたアンケートでも、ふくしま物産販売ブースはとても人気でした♪
大分ではここでしか買うことのできない
ふくしまのうまいもの!を求め、長蛇の列ができていました。
大分県の組合員さんにふくしまを身近に感じてもらうことができれば
こんなにうれしいことはありません(*^o^*)
今年も真っ先に「売り切れ御免!」になった商品、
それはやはりおいしいフルーツ、桃と梨です!
ピーチレディが試食をオススメしてくれていました!
ありがとうございます(*^◯^*)
「絶対売り切れちゃうから、一番に買ったのよ~♪」
と桃と梨を持った組合員さんが、獲得の喜びを教えてくれました!
フェスティバルにお越し下さった約2万人の組合員の皆さん。
「ブースがあるなぁ、ふくしまからきてるんだなぁ」
と目に留まるだけでも、ふくしま復興へ思いを馳せる
素敵な時間になったと感じています。
ふくしま物産販売ブースのご紹介でした!
コープおおいた 広報課
JAふくしま未来さまとともに、日田市の被災地へ
JAふくしま未来様よりご支援いただいた、
福島県産の桃「ゆうぞら」250kgを、
九州北部豪雨で被害を受けた日田市へお贈りしました。
福島県より、加藤部長と高野センター長が大分を訪問してくれました。
訪問地1か所目は、ひちくボランティアセンター(大鶴公民館敷地内)。
ここ、ひちくVCは、災害発生直後から、大鶴・小野を中心とした被災地域で活動している災害ボランティア拠点です。
末永い活動を行なっていくため、「ひちくボランティアセンター」を立ち上げ、町内の自治リーダーさんや県内外で災害支援に携わってきた方々、日田市の地域おこし協力隊の皆さんなどが事務局を行なっています。
この日の朝、雨による避難勧告が発令されていて、
避難所である大鶴公民館には、住民の方が避難されていました。
公民館のエントランスが桃の香りに包まれ、
「まー!桃のいい香りね~!」
と笑顔で受け取ってくださいました!
おいしい旬のフルーツを住民のかたに喜んでいただけて、本当によかったです♪
そして、日田市役所を訪れ、日田市長へ桃をお贈りしました。
発災後から1日も休まず復興への歩みを進める原田市長より、
「食料や飲料、その他施設など日田市への支援をありがとうございます。」
と、お言葉をいただきました。
今後もコープおおいたは、豊かなくらしの実現と地域社会への貢献のため、
さまざまな可能性を考え、支援を継続します。
と、青木理事長よりお伝えしました。
次の訪問地は、日田市小鹿田地区。
コープおおいたのCM撮影地でもあります。
小鹿田焼や小鹿田の風景を語るに欠かせない、
川の水流を利用して餅つきのよう原土を粉砕する「唐臼」も、
氾濫した水に流され、土砂が堆積していたとのこと。
先ほど訪れたひちくVCのボランティアの皆さんも、
小鹿田の唐臼づくりの復旧作業に携わったと伺っています。
陶芸組合の皆さんに、豪雨災害時からのことをお聞きしていると、
福島の復興について尋ねられ…
いつしか、互いの被災・復旧・復興を語らう場へとなっていきました。
「また、お会いしましょう。」
とご挨拶を交わし、小鹿田陶芸館を後にしました。
日田市社会福祉協議会にも桃をお届け。
こちらは、各ボランティアセンターの本部運営を行なっていました。
日田市内でのふれあい活動や、地域の皆さんとご賞味いただければと思います。
ひとことで「支援」と言っても、その方法はさまざまです。
大分と福島、遠く離れた2つの県は
これまで支援や協力の可能性をいくつも見出し、実践してきました。
記憶の風化を防ぐこと。風評被害の払拭。
福島が抱える課題も、まだたくさんあります。
福島と大分の絆は、さまざまに広がり、輪となり、
この度は、日田市にて皆さんの笑顔をいただくことが出来ました。
協同の心を大切に、今後も手を取り合って
互いの復興を助け合い、励まし合っていけたらと思います。
コープおおいた 広報課
親子ふくしま訪問ツアー3日目《2017年8月22日(火)~24日(木)》
こんにちは、コープおおいたです。
親子ふくしまツアーの報告記事はいよいよ、最終日3日目となりました。
coop-fukushima-oita.hatenablog.com
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3日目は仮設住宅を訪問させていただきます。
毎年お世話になっている松川工業団地第2仮設住宅には、
震災前、相馬郡飯舘村にお住まいだった方々が入居しています。
飯舘村はこれまで帰宅困難地域に指定されていましたが、
今年の3月31日に避難指示が解除され、全住民が帰宅可能になりました。
仮設住宅は平成31年3月をもって閉鎖となるようです。
現在、仮設住宅には38世帯58人が残っていて、
帰村や移住の準備などを進めています。
仮設住宅の集会所で、自治会の佐藤さんのお話をお伺いしました。
「命にかかわることが最優先と思っていますが、
心の復興も大切だと思っています。
目に見える復興は行われているが、目に見えない復興がまだまだです。
今は毎日を元気に生きることを目的にしています。
原発事故はよくないことですが、皆さんと新たな出会いがあり、
支えられていることを実感してありがたく思っています。」
震災から7年が経過し、高齢者の負担も大きくなっています。
病院や買い物に不便な地域に住んでいた方は、
帰村に対して不安な部分も多くあるそうです。
他にもさまざまな思いがあることでしょう。
何年もの間離れていた“ふるさと”に住むため、
自宅の修繕や建築・建て替えをされている方も多くいます。
飯舘村に帰村した住民は第一陣が約300名。
未だ2000世帯以上、約5500名の村民の方々が
福島県内外で避難生活を送っています。
帰宅困難地域と除染作業、避難指示解除と帰村準備。
飯舘村において、国直轄で進められる様々な物事は期限付きで、
追い立てられるように決まっていくように感じます。
住民への尊敬、労い、よりよいくらしのためのシステム。
住民の生活第一で復興が進められていくことを願います。
さて、お次はサロン活動!
おとなも子どもも皆一緒に、手あそびやゲームを楽しみます♪
ドキドキ!牛乳パックタワーは、ふくしまっ子応援PJの時も大盛況!
倒れないように慎重に、でも素早く!
制限時間内にチーム内で一人ずつ重ねていき、その高さを競います!
おしゃべりをたくさんしましたし、腕相撲をしているふたりも・・・♪
サロン活動は、ほわんとあったかくて
心がぽかぽかするような、そんな素敵なひと時です。
皆さんも同じ気持ちでしたら嬉しいです(*^_^*)
サロン活動の間に、だんご汁と鶏めし、そしてお餅が完成しました!
季節は夏。ゆず胡椒の香りで爽やかに、
鶏めしでスタミナ補給!お餅で懐かしさ倍増!
そういった、狙いのあるメニューになっております。(多分)
楽しい時間はあっという間。
集会室に飾れらているコープおおいた訪問ツアーの集合写真は、
思い出とともに、毎年1枚ずつ増えています。
「この方のお話がおもしろかったよ、この方とはね握手をしたね。」
一昨年の冬、写真を見ながら教えてくれたおじいさんが思い起こされます。
今年も仮設住宅の皆さんにあたたかく迎え入れていただき、感謝申し上げます。
本当に本当に、ありがとうございました。
3日間、組合員さんと訪れた福島の地。
参加された方はどのようなことを想い、心に刻まれたでしょう。
この記事をお読みになっている方は、どのように感じましたでしょうか。
福島は未だ、大地震・津波・原発事故の”三重苦”と向き合い、
復興への道を歩き続けています。
佐藤自治会長さんの仰る、心の復興。
それはおそらく、人と人がつながり、助け合う絆から生まれるのだと思います。
「もう来なくていいよ」と言われるまで、
コープおおいたは交流と支援にお邪魔させていただきます。
再来年は、飯舘の地でだんご汁を囲むのもいいかもしれません。
皆さんとお話して思いをともにし、明日の一歩を歩んでいきたいと思っています。
コープおおいた 広報課
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親子ふくしま訪問ツアー2日目その2《2017年8月22日(火)~24日(木)》
こんにちは、コープおおいたです。
前回の記事では新地町の復興まちづくりの今をお伝えしました。
coop-fukushima-oita.hatenablog.com
今回は、新地小学校や福島第一原発周辺の
訪問・視察のようすをお伝えします。
新地小学校に到着すると、ふくしまっ子応援プロジェクトで、
夏に大分へ来た子どもたちが出迎えてくれました!
校庭には線量計を設置していて、0.1μ㏜と表示されていました。
(大分県は0.03μ㏜/h~0.05μ㏜/hほど)
コープおおいたよりお贈りした豊後梅の成長も見てきました。
新芽が伸び、元気にたくましく育っていました。
この樹から収穫した豊後梅で、梅酒を作っているのだそう!
交流の気持ちが花を咲かせ、実を付け、味わいにつながる・・・
素敵ですね、本当に。
教室に入り、ふくしまっ子応援PJのビデオを全員で視聴しました。
その後、レクレーションを行い、福島の子どもたちと
楽しい時間を過ごし、沢山の笑顔とともに再会の嬉しさを共有しました。
常磐自動車道に乗り福島第2原発の見える場所へ。
道中バスの中でコープふくしまの斎藤理事より
地震当時の生活状況や見えない危険、内部被ばくのことをお伺いしました。
浜通り(原発のある海沿い周辺)から50~70km離れている福島市も
当時放射線量が20μ㏜あったそうです。
地震で店舗の中では買い物が出来ず、
店頭で販売さされているものを2時間並んで買い物していたとのこと。
子どもたちも一緒に並んで買い物していたので
被ばくさせてしまったと思いがあるそうです。
どれだけ被ばくしているかは目には見えず、尺度もわからないので、
福島の桃を食べさせないという家庭もあり、
どういうことに注意すればよいかは、学習会を開いて知識を高めているとのことでした。
バスの中から高速道路の定点に放射線量を示す電光掲示板が見え、
浪江双葉IC 0.5μ㏜/h ~富岡ICの間で2.8μ㏜/hと表示されていました。
福島第2原発まで直線距離で1kmほど、
4基の原子炉がある建物が見える位置へ来ました。
線量計をもって移動つつ測定を行ないます。
現地ではおよそ0.17μ㏜/h~0.25μ㏜/hを測定しました。
(大分県は0.03μ㏜/h~0.05μ㏜/h位)
数値は常に変化し、山あいや草むら、開けた場所で差があることもわかりました。
近くには新しく建て替えられた富岡駅がありましたが、
電車は通っておらず、バスが待機しています。
電車が通る駅まで、バスで送り迎えをしているということでした。
避難指示が解除されている地区にはなりますが、
バスに乗っている方はほとんど見かけないそうです。
浪江町の被災地に向かう途中避難地区で家に入れないように
一軒一軒の自宅前に柵が張られていました。
もし、今が震災前の夏だったら、
人々や車が行き交い、駅やバス停には乗降客の姿があったことでしょう。
柵のない住宅地で、日常が続いていたことでしょう。
建物がすべて流された浜通りでも、人気のない住宅地においても、
ここに、この場所に、くらしが営まれていたことを想うと、
自然の脅威と人工物の恐ろしさの両方が心に刺さります。
ふくしまを訪問した私たちが、以前を聞き、震災を学び、
今を知り、そして多くの人に伝えることが、
復興へ向かう福島の小さな小さな助けになることを願っています。
コープおおいた 広報課
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親子ふくしま訪問ツアー2日目その1《2017年8月22日(火)~24日(木)》
こんにちは、コープおおいたです。
前回の記事では1日目のようすをお伝えしました。
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2日目のスケジュール
新地町役場訪問 / 新地小学校訪問と交流
南相馬市訪問(小高区) / 浪江町被災地視察 飯館村経由
新地町役場に到着すると、役場の職員さんが
歓迎の垂れ幕を手に出迎えてくださいました。
震災当時の状況と、現在の復興の状況をお伺いしました。
震災当時、避難所として使われた役場は、
福島第一原発から50kmほど離れた場所にあります。
役場から東側の海沿いは、10mの津波が押し寄せ、
住宅500戸が一瞬で粉々に流されたそうです。
犠牲者は119名。ほとんどお年寄りの方でした。
一度は避難しましたが、自宅が気になり、
戻ったときに津波が押し寄せて亡くなった方や、
自宅がある場所は津波が来ない高さだと思い、
逃げ遅れた方などがいらっしゃるそうです。
震災直後は多くの住民が町を離れて避難生活を送っていましたが、
現在、ほとんどの住民が町に戻ってきているとのこと。
漁業も一部再開され、魚も獲れるようになりましたが、
福島県産というだけで価格が安い状況とお聞きました。
6年が経過した今もなお、風評被害は続いています。
新地町では、土地のかさ上げなどの基盤整備や公共施設整備などの
“復興まちづくり”を行っています。
皆さんも覚えていますでしょうか。
流され、浮き上がった線路と、ぐにゃりとねじ曲げられた列車。
津波被害の象徴としてメディアで何度も目にしたあの写真は、
新地駅周辺で撮影されたものです。
現在の新地駅は旧駅から内陸側に300メートル移設され、
その駅舎を囲むようにして、町の新しい拠点づくりが進められています。
区画整備地区内には、液化天然ガス(LNG)の基地が2018年3月に操業を開始し、
ガスを利用する火力発電所が平成32年までに2基出来るよう
工事が着々と進められているとのこと。
エネルギーセンターや防災センターなども配備することで、
災害時にも機能する拠点づくりを進めています。
複合商業施設や、交流センターなども建設予定とのこと。
新地町はまさに、持続可能な地方創世の最先端を走っています。
▼くわしくはこちら▼
http://www.shinchi-town.jp/uploaded/attachment/2757.pdf
お忙しい中、コープおおいたの訪問視察にご対応くださった
新地町役場の皆さま、大変感謝しております。
ありがとうございました。
また来年も、よろしくお願いいたします。
記事の続きは2日目その2でお伝えします。
コープおおいた 広報課
親子ふくしま訪問ツアー1日目《2017年8月22日(火)~24日(木)》
こんにちは、コープおおいたです。
残暑の折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
コープおおいたでは、毎年夏に
親子ふくしま訪問ツアーを開催しています。
「震災を忘れない。」
この小さいようで大きな目標のもと、
現在まで約100名の組合員さん親子と
福島の地で交流と学習を行なってきました。
今年のツアー参加者は約40名!
大所帯のキャラバンとなりました。
あたたかで実りある訪問のようすをお伝えします。
《主なスケジュール》
1日目・・・桃とリンゴの生産者農家訪問 / JAふくしま未来訪問
2日目・・・新地町役場訪問 / 新地小学校訪問と交流 / 南相馬市訪問(小高区) / 浪江町被災地視察 飯館村経由
3日目・・・飯館村仮設住宅を訪問 だんご汁・鶏めし・お餅つき 交流
今回の記事は1日目の農産生産者さんと
JAふくしま未来さんを訪問した様子をお伝えします。
大分空港を飛び立ち、電車と新幹線を乗り継いで
到着しました福島県!
コープふくしまの宍戸常務と組合員理事のお2人が出迎えてくださいました。
まず最初の訪問地は、高橋勘重さんの桃農園!
そうです、桃狩りをさせていただきます。
勘重さんの農園に親しみの深いコープおおいた。
「ただいまー!」なんて言葉が出てきそうな(出てきたかも)
素敵なツアーの始まりとなりました。
勘重さんは震災後、農園内の桃の樹を1本1本除染し、
地表の土を何度も掻き出して農園の復旧をされてきました。
検査もクリアし、やっとの思いで実らせた桃も、
しばらくは風評被害で買い取り手が無いまま。
桃を廃棄処分することも多かったそうです。
震災前、福島の桃は高品質で贈答品としても大人気。
関東圏でそのほとんどが消費され、九州に出回ることはまずありませんでした。
「大分でも買わせてください。」
桃の頒布会や、大分県内のテレビ局の感謝祭、
コープおおいたの生産者交流会で
ふくしま物産展ブースを設けて、福島県産品の販売を行なうようになりました。
桃だけでなく、梨やブドウなどの果物や
お酒、お菓子、ラーメンや雑貨など
コープおおいたと福島県の生産者さんとの輪は、波紋のように広がりました。
現在でも勘重さんを始め、沢山の生産者の方々が大分を訪れ、
組合員さんと交流をしてくださっています。
ひと言では語れない、思いのつまった勘重さんのおいしい桃です。
勘重さんの桃は、無農薬で栽培されています。
皮ごと丸かじり出来るのも、嬉しいですね(*^◯^*)
九州で主に食べられている桃とは異なり、
コリっとした歯ごたえが特徴の桃。
7月中の天候不順で、桃の完熟が進んでいませんでした。
うす切りでサラダにのせるとよさそうな具合。
農産品はお天気とのにらめっこ!
全員で農業の大変さを痛感したひと時でした。
次にJAふくしま未来のモニタリングセンターを訪問しました。
原発事故以来、果物・野菜に対して放射能汚染検査をし、
市場に出荷されるようになりました。
震災前は、残留農薬の検査のみを行っていましたが、
震災後は放射能汚染と残留農薬の両方を行うようになりました。
トレーサビリティとモニタリングを通過しなければ
共同選果場等の市場には出せないシステムとなっているとのこと。
モニタリング設備45台(シンチレーション)では
セシウムの検出を行っていて、全品目検査を現在も行っています。
より正確な数値を測定するためにゲルマニウム半導体検出も実施していました。
主要品目の検査結果においても、2013年以降、
基準以上のセシウムは検出されていませんでした。
万全の安全確保を行っていますが、入荷を避けられている面もあり、
震災前の出荷量には戻ってはいないそうです。
1日目は、福島の農産品についての「学びの日」となりました。
震災前と震災後で、ほとんどの物事が変化しました。
あらゆる決断と努力を重ねてきた生産者の皆さんと、
それを支えるJAふくしま未来の皆さんと交流したことで、
福島の皆さんが、心細くも力強く、対峙し続けている課題に
触れることが出来たのではないでしょうか。
ひとりでは力の弱い私たちも、
人々が協力すれば、大きな力になる。
地道な買い支えもきっと、巡り巡って大きな力になると信じています。
コープおおいた 広報課