親子ふくしま訪問ツアー2日目その1《2017年8月22日(火)~24日(木)》
こんにちは、コープおおいたです。
前回の記事では1日目のようすをお伝えしました。
coop-fukushima-oita.hatenablog.com
2日目のスケジュール
新地町役場訪問 / 新地小学校訪問と交流
南相馬市訪問(小高区) / 浪江町被災地視察 飯館村経由
新地町役場に到着すると、役場の職員さんが
歓迎の垂れ幕を手に出迎えてくださいました。
震災当時の状況と、現在の復興の状況をお伺いしました。
震災当時、避難所として使われた役場は、
福島第一原発から50kmほど離れた場所にあります。
役場から東側の海沿いは、10mの津波が押し寄せ、
住宅500戸が一瞬で粉々に流されたそうです。
犠牲者は119名。ほとんどお年寄りの方でした。
一度は避難しましたが、自宅が気になり、
戻ったときに津波が押し寄せて亡くなった方や、
自宅がある場所は津波が来ない高さだと思い、
逃げ遅れた方などがいらっしゃるそうです。
震災直後は多くの住民が町を離れて避難生活を送っていましたが、
現在、ほとんどの住民が町に戻ってきているとのこと。
漁業も一部再開され、魚も獲れるようになりましたが、
福島県産というだけで価格が安い状況とお聞きました。
6年が経過した今もなお、風評被害は続いています。
新地町では、土地のかさ上げなどの基盤整備や公共施設整備などの
“復興まちづくり”を行っています。
皆さんも覚えていますでしょうか。
流され、浮き上がった線路と、ぐにゃりとねじ曲げられた列車。
津波被害の象徴としてメディアで何度も目にしたあの写真は、
新地駅周辺で撮影されたものです。
現在の新地駅は旧駅から内陸側に300メートル移設され、
その駅舎を囲むようにして、町の新しい拠点づくりが進められています。
区画整備地区内には、液化天然ガス(LNG)の基地が2018年3月に操業を開始し、
ガスを利用する火力発電所が平成32年までに2基出来るよう
工事が着々と進められているとのこと。
エネルギーセンターや防災センターなども配備することで、
災害時にも機能する拠点づくりを進めています。
複合商業施設や、交流センターなども建設予定とのこと。
新地町はまさに、持続可能な地方創世の最先端を走っています。
▼くわしくはこちら▼
http://www.shinchi-town.jp/uploaded/attachment/2757.pdf
お忙しい中、コープおおいたの訪問視察にご対応くださった
新地町役場の皆さま、大変感謝しております。
ありがとうございました。
また来年も、よろしくお願いいたします。
記事の続きは2日目その2でお伝えします。
コープおおいた 広報課